とある天気のよい午後、デッキにせっせとオイルを塗っていると、「ねえねえ、ペンキ屋さんなのぉおお?」と後ろから声が。好奇心一杯のこどもたちが、数人集まっていました。
私って今職業なんなんだろう?と一瞬、じぶんでも思い、次の瞬間、「そ、そうだよ〜あはははは〜」と答えた青星です。
5000ドルもかかるって言われたから、自分たちで塗ってるだけで、ほ、ほんとうは君らの家の、大家さんなんだけどね☆
こどもたちは目をキラキラさせたまんま、体育座りをして離れてくれず、色んなことを聞いてきます。
ニュージーランドの小さい子たちは素朴で素直。基本は裸足です。私をペンキ屋だと疑っていません。。。
うぅ、適当なこと言っちゃって、プロじゃないのにどうしようトホホと思っていると、向こうのほうで柵を塗りぬりしていた夫がもっと適当なことを言っていました。
「その缶は、毒が入っているから、離れないとだめ〜〜!」
ポイズン!?とプチ・パニックなこどもたち。
笑いをかみころし、まぁシンナーは子供によくないからな〜と質問攻撃からまぬがれたのをこれ幸いと、訂正せずにいましたが、本当に次の日のどが腫れ上がったので、こう思いました。
「適当なことをいうと、言葉どおりになるのね。。。」
言霊のちから
口からだす言葉の力は、本当に強力で、ポジティブにもネガティブにも作用するようです。
言葉のもつエネルギーが、引き寄せるのですね。しかも、感情を込めて言葉をはき出した場合が、一番効くそうで、私も振り返ると冷や汗がでてきます。
「しまった!言わなきゃ良かったな〜!」というやつですね。
相手が攻撃してきたときに、防御のために、さらにパワフルに言い返してしまう、ということが、程度の差こそあれ、誰にでもあるかと思います。
そうすると、ますます言葉にエネルギーを与えてしまい、ネガティブな結果をひきよせることにも、なりかねません。でもその場では、ついつい感情的になってしまいますよね。
とりあえずその場を立ち去る
口論になりそうな気配がしたら、とりあえずその場を立ち去って、頭を冷やしてから再度話の場をもうけるというのが有効な方法だと思います。
そのときにも、相手がまたヒートアップしたら、もうそれは相手が自分の感情を発散させたいだけです。それに巻き込まれる必要はないと思います。
私はそういうの受け入れられない、とはっきり告げて、どこかへ行ってしまうのがいいと思います。
それは逃げとはちがうと思うんですよね。冷静に話をしたいんだったら、もちろん向き合うけれども、感情をぶつけたいだけならそれは望まないとはっきり相手にわかってもらったほうがいいと思います。
宛先のない手紙をかき、ネガティブさを宇宙へ解放する
上記にように書いてはいても、ついつい逃げ遅れてしまうこともしばしばです。
私はネガティブさを向けられたとき、すぐには言い返せない、とろいタイプなので、その場では「・・・・・・」となり、でも納得はしていないので、のちのちになって、頭の中に言葉がうずまいてきます。
それで文章にしてみますが、だいたいこの時点で、言われたことのどこに、ひっかかったのかが整理されるので、メールや手紙そのものは、もう出さないことのほうが多いです。
ウィリアム・レーネンさんの「幸運力が高まる生き方」(中経出版)には、その手紙を火で燃やして宇宙へ解放するといいと紹介されていました。
落ちついて振り返ってみると、あんな言われ方をするいわれはないけれども、ある意味真実が含まれていたから反応したのだ、ということも結構あったりします。
この場合、大事なのはメッセージであって、メッセンジャーではない、ということですね。
もちろん「なんであんなこと言われないといけないのだ〜」と気持ちのおさまりどころを見つけられないときには、相手に投げ返してしまうときもありますが、
たいていの場合、メッセンジャーに対する呪いは自分に返ってきてしまうので、事故にあったなぁ、頭にくるけど、忘れよう!と暴れ馬から降り、誰か温かい心根の人と話し、温かいお茶とおやつでも食べるのが一番だと思います。
人間関係とスピリチュアルの関係を知りたい方は、下記のコラムも参考にしてみてくださいね。