どうやら最近、幸福についてのレクチャーを、受けているようです。
見る映画、読む本、出会うWEB、ほとんど全てが、
「今すぐにここで、幸福を感じること」についてなのです。
なので、私が教えられていることを、シェアしたいと思います。
人はたいてい、なりたい自分の理想像があって、そうなるには、これが足りない、あれも欲しい、と思っているものですよね。
そうなってくると、
「あぁ、あれさえ手に入れば、幸せになれるのに。安心できるのに」
と思い始め、「足りていない」というエネルギーと振動を発散させてしまいます。
でも、キリがないんですよね、結局のところ。
そうやって今ないものを追い求めていくのを、向上心とも呼べますが、上には上がある、ので、いつまでたっても、なんだかまだまだだ、という気持ちがついてまとうものです。
高度資本主義社会における、消費社会と広告の威力
モノについてが、一番わかりやすいかもしれません。
どんどん新しいモノが発売され、便利な機能がついていく。
もっと小型に、性能もよくなっていく。
でも本当にその機能、必要なの?
今持っているモノで、十分なんじゃないの?
そういった冷静な問いを封じ込めるのが、
消費社会と広告の威力です。
モノを買うときも、恋人を選ぶときと同じくらい慎重になるぐらいでいいと思います。
恋人だったら、他に新しい人があらわれたって、すぐに乗り換えたりしませんよね?
最初、その人に惹かれて、恋人になったわけです。その人だけの魅力があるはずです。
もう明らかに、お互いの道が離れてしまい、手を振って別れていくしかない、となるまでつきあったら、新しい人も自然とあらわれてくるでしょう。
そのときの自分とタッグを組む必要なある人が。
それと同じような気持ちで、モノを選び、
持ち物は少なく、そして大事にしていく時代なんじゃないかなと思います。
「今ここでまず幸せになること」の重要性
話は「幸せについて」に戻りますが、
それと同じで、「今ここでまず幸せになること」がどうやら重要なようです。
苦しい時代を過ごしたことがある人なら、現在の幸せ探しは、簡単なことでしょう。
食べるものがある。住む家がある。
家族がいる。笑いあえる友人がいる。
心の中に、ステキな思い出がある。
人生今が一番きついなぁ、と感じる人は、それを抜けたときに、どんなに安心することか。
ここが一番、底なんだ、と思えば、あとは上がっていくだけ。
ちなみに今日の私の幸せは、近所のスターバックスカフェで、おいしいマフィンと豆乳ラテをいただきながら、
併設されている本屋からもってきた雑誌のページをぺらぺらとめくっていたとき感じた小確幸でした。
あとは、IKEAで買った、広い木目の机でこの記事を書けること!です。
しかも周りは鳥の声しかしないほど静かで、窓から光がたくさん差し込んでいます。
オークランドはものすごい、住宅不足でした。
最初の頃は、都心の掘り出し物件に住んでいたので、あまり光のささない狭い部屋で、備え付けの小さなコーヒーテーブルで食事も書き物も全てすませていました。
しかも、そのとき隣はパーティ好きの若い人達が住んでいて、いつでも音楽などでうるさかったのです。共有している庭は、いつもお酒のびんで荒れていました。。。
それでも、日本でいうところの「青山」や「六本木」みたいな立地だったので、交通がものすごく便利だったし、毎日日替わりで、オシャレなカフェを楽しめました。
現地のお金持ちな人たちが、どんなライフスタイルを楽しんでいるのか、観察できるのも楽しかったです。(私はそのオシャレな通りを、スーパーの買い物袋をさげて、歩いていましたが)
キレイにリフォーム済みでの上、格安だったので、あれもまた、とてもラッキーな経験だったといえるでしょう。なにしろ、内見には4、50人来ていたのですから!
どんな風に、頭をひねり、ライバルたちより、自分のほうへ部屋を貸してくれるようにするために、実行にうつしたのかは、また今度機会があったら書きますね。
次に住んだ自分たちの家にしても、管理会社が適切な仕事をしていなかったため、直すところは山ほどあって、
自分たちでリフォームしていかなければならなかったのですが、そこばかりに目を向けていても、イライラするだけ。
まずは、その一角の日当たりのいい場所をブラインドから床からすべてキレイにし、机を買ってきて、花を活けて、セッティング。
そうして、そこで幸せを感じることを楽しみはじめる。
あとは、徐々にやっていけばよいわけです。
多分人生も同じで、まず今自分のいる場所をなんとか工夫して心地よくして、幸せを感じ、そこから目指すところにのんびりと向かうようにする。
すると多分、その幸せな波動に、色んなことが引き寄せられてきて、
努力することもなしに、その流れに乗れるんじゃないかと思います。