天職と出会うために、すごい回り道をしてきた青星です。
なので今日は、天職と出会うためには?というテーマについてお話したいと思います。
仕事にも縁があるかないかってあると思います。まだタイミングじゃないから、やってこない。こっちを先にやったらどう?みたいなことも起こってくると思うんですよね
その時の経験が後になって活きてくるというか。だからあまり難しく考えないで、目の前にでてきた仕事を一生懸命やっていると、ちゃんと天職へとつながっていると思います。
まずは興味をもったことをなんでも試してみる
まずは自分が何に興味があるのか知る必要があると思います。
私は比較的初期から気がついていましたが、これが見つからないという人が結構多いんですよね。
映画を見るとかスポーツをするとか料理教室に通うとかなんでもいいと思います。
なにか興味のあることを片っ端からやってみる。
それですぐに飽きるものは除いて、人から何を言われようとも続けたいというものに出会うまで探し続けてみるのです。
別に焦ることはないんじゃないかと思います。いつかは必ず興味のあることに出会えますから。
小さい頃に純粋に興味があったことなどがヒントになるかもしれません。
成長するにつれ、これはお金にならないなと諦めてしまったことの中に埋もれている場合も少なくないからです。

実際に同じ仕事を天職にした人をまねてみる
対象が見つかったら、次に実際にその仕事をしている人の記事などを読んで、できる範囲で真似してみるのです。
できるならその人に会いに行って、お話を聞いてみると、どうやったらなれるのか、ということが具体的にわかると思います。
その人達の情熱というか熱量みたいなのも感じられるのでオススメです。
ここで尻込みしてしまう人も多いのですが、例えば講座とかを取ったり学校に通ったりすると、
運営側のスタッフがそういう卒業生との橋渡しをしてくれる場合もあります。
私も編集者・ライターになられた方のお話をだいぶ聞く機会に恵まれました。ときには、お酒をご一緒することも。
すると今まで憧れでしかなかったものが、もっと身近に思えてくるし、ステップを踏んでいけばいいのだなということがわかるようになります。
最初の小さなチャンスがでてきたときに、ぱっと掴めるかどうか。それにかかっているような気もします。
運命の女神には前髪しかないといいますものね。だから準備しておくことが大事だと思います。
天職は今までやってきたことの周辺にある
天職って、ある日突然雷に打たれたように出会うなんて場合もありますが、たいていは「今までやってきたことの周辺にあること」が多いです。
私でいえば、研究所のお仕事・ライターなどがそれですね。あとは読書を散々してきたなんてことも当てはまります。
編集・ライター講座で現役の編集者さんに課題記事の講評をしてもらったのですが、そのとき「読書量がうかがえます」と言ってもらえたんですね。
私は読書は完全なる趣味であって、何かの役に立つだろうなんて考えたこともなかったので、あぁそれって書くのにも役立つんだとすごく驚きました。
普通に考えてみたら、つながっていることではあるんですが、私にはその視点が抜け落ちていたのです。
だから例えば洋画を見るのが趣味だなんて方は、映画の記事を書いたり、字幕をつける人になるなんて道もありますよね。
あとは映画の配給会社に就職するなんてケースもあるかも。
とにかく自分が関わりたいと思っている仕事の近くに居続けてアンテナをはっておくと、必ずチャンスが訪れる時がくると思います。
私は学習院の生涯学習講座で、トラベルライター講座というのも通っていたのですが、学習院大学の図書館で課題をやりながら、
「あぁ、本当にライターになんてなれるのかな?」
と途方にくれた気持ちになったのをよく覚えています。
カバンには沢木耕太郎さんの本が入っていて、沢木さんはゼミの先生の紹介で割とすっとルポ・ライターへの道を歩まれたのですが、
私にもそんなチャンスが回ってくるのだろうか?と遠く思えていました。
それから数年後にはライターになれたよ、今の課題がんばっときな、役に立つ日がくるから!と、あの時の私に言ってあげたいです。
天職と適職はちがうかも?
あとこれもよく言われることで、私も未だに迷いがあるところなのですが、天職と適職があるという考え方です。
つまりお金を稼ぐために適職というのがあって、天職はお金にならなくても続けていきたいことで、ふたつが合わさって初めて暮らしていけるというか。
天職ってお金につなげようとすると苦しくなってくる場面もあると思うんですよね。
だからこちらではあまり稼げなくてもいいように、適職をもっておくという考え方です。
この間You Tubeを見ていたら、経済学者の森永卓郎さんがゼミの教え子の内3人がお笑い芸人なんだけど、
年収10万以下だというお話をしていました。他のアルバイトとかで食べているらしいです。
それでも楽しいから辞めないのが、天職ですよね。
私の場合でいえば、大家さん業がとちょっとした投資が適職となるのかなと思います。こちらでお金を稼ぐノウハウはある程度経験としてあるかなと。
そしてお金が回るのも実体験として経験済みです。
一方書く仕事の方は、あまりお金にならなくても、やりたいという領域にあると思います。
夫は書く方でも積極的にマネタイズをしなさいと言うのですが、私はこれがあまり得意ではありません。
夫はマネタイズが結構うまい方でして、ぽいっと任せてしまっている感じです。
ただマネタイズしている方もたくさんいるので、こちらに比重を移したほうがいいのかなぁ?というのが最近悩んでいることです。
まぁマネタイズは夫に任せて私はただ書いていたいなと思っているのですが。
うーん、大家さん業もトラブル時にはうんざりするにせよ、概ね気に入っているんですよね。
特に場所に縛られずにどこででもできる点と、お客さんに快適な住まいを提供して、幸せな生活の基盤になるという点で。
いい物件がでると車で見に行って、そのまま近くの温泉とかに昼間から入っていると、「いや、いい仕事だよな」とか思います。
それでカフェで物件の資料を眺め直して、利益の計算をしてみたり、街をぐるぐると回って調査したり、管理会社さんに入居率がどうなのかヒアリングをしたりとなどなど。
面白いんですよね、単純に。
なのでこれからも、天職と適職の両輪でやっていくのかなと思っております。
なので、天職があまりお金になりそうにない、という場合でも諦めることはないと思います。
天職ってそれ自体が祝福ですからね。自分自身であるためにとても大事なものだと思います。
天職の周りに適職を見つけられる場合もありますし、私のように全く違う分野との組み合わせの場合もあります。
今の時代は復業で小さく稼ぐ
今の時代は小さく稼ぐ手段が結構あります。
私が若いときには、こんなにインフラが整っていませんでしたし、投資についての情報もこんな膨大にはありませんでした。
私が大家さん業に興味を持ったのは、夫が買ってきた一冊の本がきっかけでした。
そういう風に思いがけない場面で出会う場合もあるので、アンテナを常にはりつつ、気長に探してみてほしいなと思います。
天職への回り道〜私の場合
最近になってようやく、「あぁ、自分は書くことが、ある意味天職なんだな」と腑に落ちました。
あっ、もちろん天職だから、上手に文章がかけるということでは、全くありませんよ!
ただただ書くのが好きだ、というそれだけのことです。
というより、小学生の頃から好きではあったんですよね〜。書くことは。でもその頃は書く仕事なんて、小説家ぐらいしか知らなかったから無理だろうとはなから諦めちゃったんです。
その後出版社に就職しようとするも、超氷河期に怯えてしまい、受かるわけないよなと途中でまたも諦めて、企画・運営の仕事についてしまいます。
その後、研究所で働くことになるのですが、今から考えてみるとこれも立派な書く仕事だったんですよね。報告書とか。企画書とか。
ただ私はもっと自由に書きたいと思っていたので(かなり堅苦しい報告書だったのです)、書く仕事をした!という感じではありませんでした。
どちらかというと大学の延長線上で、研究したって感じで。卒論を書いているノリでした。
なんか雑誌とかに書くのを想定していたから、気が付かなかったというか。あの時点ですでに天職に就いていたといえばいえたのですが、私の迷走は続きます。
その後結婚してからは、じゃあ言葉にまつわる仕事で日本語教師をやってみようと思い付きます。
ただここでも、うーん書くことと日本語を教えるってことはかなり違うな、同じ言葉周りでも、と気づきます。
なにより今まで楽しんでいた小説や映画も、この日本語は文法的に生徒さんに説明しやすいか?という視点で捉えちゃうために、素直に楽しめなくなっちゃったのです。
その後、一念発起して東京で編集・ライターの講座に通います。でもここでもなんか尻込みしてしまい、雑誌に自分の記事を売り込むみたいなことはできませんでした。
いっぱい編集・ライターの求人もメーリングリストで流してもらっていたのですが、ほとんど東京の仕事で地方に住んでいた私にはチャンスがなかったのです。
あっ、一度だけ知り合いに紹介してもらって、地方の雑誌へ持ち込みもしてみましたが、今は空きがないんだよね、と断られてしまったことがありました。
そしてニュージーランドに渡りシェフを経て、ようやく30も半ばをすぎてから、編集とライターのお仕事につくことができました。
自分の記事がきれいなデザインの中に収まって印刷されてできあがった日のことは忘れません。
その後は、そうか書ければ別に紙媒体でなくてもいいなと思い直し、Webサイトの運営に落ち着いています。
Webサイトの運営って基本的に締め切りがないですから、そこが利点です。マイペースに仕事をすすめることができます。
仕事の流れは雑誌記事とよく似ていて、夫と一緒に編集会議をするって感じです。
あとは原稿料がでないので、自分たちでマネタイズをしないといけないのが違いですかね。その内また機会があったら、雑誌にも挑戦してみたいなと思ってもいます。
いやー、この長い回り道の中で、自分の適性を知るために占星術にはまったり、オーラソーマを学んでみたり、タロットをはじめてみたりとかなり迷走してきました。
ヒントは足下にある
今考えてみると、その回り道も面白かったです。でもその最中って必死だから、あぁ早く自分のことを知って天職と出会いたい。。。とばかり思っていましたが。
天職・適職が何なんだろう?と悩んでいるみなさんも、意外と自分の身近なところ、足元にそのヒントがあるような気がします。
ある日、ふとみた雑誌にのっていたとか、テレビをつけたらその仕事のことが特集されていたとか、そういう風なヒントの出し方を天使たちはしてくれるようです。
あまり焦らずに、気長に探してみてくださいね♪